いずみ通信28 H20・2・28 トップへ(HOMEへ)




<命と死についてのアンケート(A)>
  前回のいずみ通信では、命のアンケートについてまでは進まなかったので、やっと今回お伝えします。
内容はについてでした。
  きっかけは昨年度、次から次に起こった子ども達の自殺のニュースでした。
他人事のようにニュースを見ていた我が家の子ども達でしたが、そんな中、南小倉中学校でも校舎から卒業生の飛び降り自殺があり、娘の同級生だったので、死を身近に感じました。
以前から、幼稚園児はをどうのように捉えているのだろう・・・と思っていたので、保護者の皆さまにご協力をお願いしました。

  新聞社が小学6年生を対象に「人間は死んだら生まれ変わると思うか?」の問いに、約3割がYESと回答しているのを見て、大変驚き、とてもショックを受けました。
テレビゲームのリセットや、ドラマや映画の影響なのでしょうが、やはり親から子へ伝えるべきことなのでは・・と思います。
新聞やニュースを見て、いろいろな話をいしているのかしら?と不安になりました。子どもと過ごす時間を大切にし、心や気持ち、考えを伝えてほしいものです。
身近な人の死を通して、また可愛がっていた生き物の死など、無駄にせず、小さい時から「命って大切なもの」という事に気付いてもらいたいと思います。

  ※命あるものは、死んでしまったら二度と生き返らない。だからどう生きるのか?

  幼稚園でも、各学年に合った話をし、子どもの言葉を大切に考えていきました。
絵本を利用したり、身近な人の死に出会った体験の話。それと命の誕生についても話し、「大切にしよう」という気持ちを持たせています。
ご家庭でも是非心の話しをたくさんお子さんにしてあげて下さい。今後も幼稚園でも生きる力をつけるため、心がけて話しをしていきたいと思います。

アンケートより
アンケートの内容
  1.今までご自分が身近な人を亡くした事がありますか。
  2.それはご自分が何歳の時ですか。
  3.それについて誰かと話し合ったりしましたか。
  4.その時どのようなことを思いましたか。
以上1〜4番までは、保護者の皆さま自身のことをお尋ねしました。(A)

  5.お子さんと生き物や人の死について話しをしたことがありますか。
  6.それはどのようなことがきっかけでしたか。
  7.幼児期に死について子どもと話しをする事についてどのように思われますか。
5〜7番までは、お子さんとの関わり方をお尋ねしました。(B)
(Aの回答を読んで)
保護者の皆さまの年代から、まだ皆さま自身が身近な方の死に立ち会った経験は少ないのではないか・・・ というこちらの予測とは裏腹に、若いときから、いろいろな死に巡り合われているのだなぁと思いました。 記憶の糸をたぐるように、いろいろな思いを書いて下さり、感謝の気持ちで一杯です。
皆さまの思いを無駄にしないように、幼稚園で生かしていきます。
(いくつか紹介させて頂きます)
●実母を20歳の時に亡くし、辛すぎて家族と話題にすることはさけていた。明日が必ず来るとは限らない。今日という日を大切に生きようと思った。
●両親を20歳と31歳の時に亡くした。二人共病気だったので覚悟はしていても、身近な死がこんなにつらく悲しいものとは思わなかった。
生きている時は常にいる事の当たり前に感謝せず、死んでから居てくれるだけでありうがとうとの感謝で一杯。
●友人の死を17歳の時に。とてもショックだった。20分前に生きて話してた人が事故死で突然帰らぬ人になった。
●祖母が交通事故で亡くなり、急な死だったのでショックが大きく、冷静に話せなかった。
●どんなに願っても、二度と会う事ができないことを思い知らされ、時が止まったように感じた。明日死んでも後悔しないよう努力して生きていく事しかできないと思った。
●大切な人が亡くなっても、毎日が何も変わらず普通に過ぎてゆく事が不思議に、又、違和感を感じた。
●祖父母共、病床で苦しんでいたので、悲しさ反面、痛みと苦しみから抜け出せて安心した思いだった。
●5歳の時に父親が亡くなった。お葬式の時「お父さんと会えないから最後のお別れをしなさい」と言われて、会えないとわかっていたけど、でもずっと先でいつかまた会えるんだと思っていた。
●兄弟が小さい時に亡くなった。姉と弟だったので、次は誰が死ぬんだろう?自分かなって思ってたような気がして、淋しいより怖かった。死んだらどうなるんだろう?って夜になると考えて怖くなっていた。
●友人を自殺でなくし、ショックで話さなかった。
●義母は亡くなってもいろんな事を教えてくれているような気がして、命の重み、生きてきた人の重みみたいなものを感じた。
●大好きな祖父母の死はとても悲しく、二度と会えない、話もできないけれど、空から見守ってくれているとも思った。
●祖父を突然亡くし、もっとやさしく話しかけてあげたかったと後悔している。
●16歳の時に両親を亡くした。何年か経ってからだんだんと話せるようになった。
●5〜6歳の頃、父の仕事の手伝いをしてくれていたおじが仕事中に亡くなり、父は言葉では言い表せない程つらそうだった。
  突然の死は、残された者たちにたくさんの悲しみを残すと思った。
●年中の頃、祖父の死で、みんながなぜ泣いているのかわからなかった。
  9歳の時に母が亡くなり、とても悲しくて、しばらく学校に行くのも嫌だった。
  小学校の担任の先生やクラスの友達に「このまま家族のみんなが死んでいって、自分1人ぼっちになったらどうしよう・・・と不安になって怖くなる」と言ったら、大げさだと笑われた。
  真剣に話したつもりだったので、とてもショックだった。
●友人と娘(10代)が心中した事がショックだった。子育てで悩んでいた事など全く気付かず、何もしてあげられなかった。
  人の心ってこんなにも見えないものかと思い知らされた。
●16歳の時、友人が病気で亡くなった。友人の分も生きていかなければ・・・という責任を肩に背負った気持ちになった。
●高校の頃、祖母が亡くなり、”だびにふす”事がショックで、本当のお別れなんだと涙が止まらなかった。
●10代後半、祖母が亡くなった時、あまり交流がなかった為あまり悲しくはなかった。
●6歳の時に、父を亡くした時、母は30歳。弟は3歳と、今考えるとすごい状況だった。
  父の死について、幼い頃話し合った記憶はないけれど、毎晩母が6歳の私にしがみついて泣いていたのを憶えている。私は子どもを持ってからは、「この子たちが成人するまでは絶対に元気でいる」ことが目標。
●半年あまりで両親を立て続けに亡くした時は、非常に辛く、悲しくて、しばらく立ち直れなかった。
●この先、自分がどんなに頑張って生きていっても、もう亡くなった人とは会えないってことなんだなぁ・・と思った。
  もっとやさしくしてあげればよかったなと、とても後悔した。

  その他、たくさんの回答をいただきましてありがとうございました。
  いろいろな事を体験してこられているお父様、お母様だからこそ、我が子にしっかりと伝えていけるのではないでしょうか?
  以前、ラジオ番組で武田鉄矢さんが言っていました。「どんなにガンコなおじいちゃんでも、どんなに口うるさいおばあちゃんも、 子どもや孫たちに最高のことを教えてくれるから、尊敬しなくてはいけない。それは身を持って、死というものを教えてくれるからです」 と。
  次のいずみ通信は、アンケート(B)の、お子さんとの関わり方をお伝えします。
昨年入園された方も読んでいただきありがとうございます。