梅雨明けも もうすぐのようです。 先日の豪雨では大変な被害があり多くの方が亡くなりました。 自然は素晴らしく美しい物ではありますが、それと同時に恐ろしい物でもあり、人間は逆らう事なく受け入れるしかないように感じています。
新聞の切り抜きを廊下に貼っていると、大雨の被害の様子を年少組さんでも興味深そうに見ていました。 警察や自衡隊の方が救助にあたっている写真を見て、「お父さんかも。お父さんは人を助けるお仕事なんよ!!」と自慢そうに友達に説明していました。
他にも「橋が壊れてるね。雨で壊れたの?」とか「この人達は何で手を合わせてるの?」... 「それはね、大雨で死んでしまった方に手を合わせてお見送りをしているの」と伝えると「ぼくもお見送りする」と一人が手を合わせると、気が付けば何人も新聞に向かってお祈りをしていました。
幼稚園では大雨の時に気を付ける事を話し合い自然と向き合って生きることを伝えています。 最近は新聞を取っているご家庭が少なく、社会状況に触れる機会は減っています。 テレビの報道を見てもすぐに映像は変わってしまうので考えたり話し合うチャンスを失ってしまいます。
ご家庭でも幼いからわからないだろうと思わずに、 色々な事故や社会の出来事を話し合ってもらいたいと思います。 自分の考えや思ったことを相手に伝え、 また他の意見も聞く練習を家族間で経験し、 自信を持って社会へ出ていく準備をしましょう。 人としての土台作りは家庭から!!
最近思ったこと
・先程の会話の続きですが、今この時期の脳の吸収は素晴らしく 刻一刻と成長しているので会話をし、力をつけて欲しい時です。 言葉のキャッチボールとよく言いますが、言葉を投げつけるだけになっていないか、 考える時間を待てているか、相手が受け取ってくれているのか、心が通っているか・・・ なども考えて大人は子どもが投げ返したくなるような言葉かけを考えていきましょう。
・何も幼稚園のことは話してくれない...と心配な方も多いかと思います。 「今日は何したの?」...では子どもは一日の中で色んな事があるので何から答えていいのかわからず「何もしてないよ」とつい言ってしまいます。
自分から話すのを待つのが自然ですが、待てない人は「何のお歌を唄ったの?」「何の絵本を読んでもらったの?」と具体的に答えやすい質問にしては如何でしょうか。 話してくれないから、楽しくない、いやなのかな...ということではなく、性格もありますので深く考えないようにしましょう。
・最近気になるキレ易い子たちについて... キレやすく、相手の話しを聞こうとしない、会話にならない、自分の気持ちを口に出して言えない子たちは、発達の遅れによるものもありますが、特にキレ易い子たちの共通点は会話不足かと思います。
ひと昔前は、ビデオやゲームを与えられた子たちでしたが、今はケイタイやタブレットを与えられ、それを見ている子たちです。 人と関わる機会が少なく自分のしたい事だけを選び思い通りにならないと怒ってしまい、コントロールが不能になりいつもイライラしています。 子ども達に与える影響が脳にどう関係しているのか勉強して今度、お伝えしたいと思います。
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